メルボルンは都会と自然が近く、海釣り・川釣り・湖釣りなど多彩なスポットが揃っています。市内から車で30分ほどの手軽な場所から、日帰りや小旅行で訪れたい絶景ポイントまであり、初心者からベテランまで楽しめます。
釣りは自然と向き合い、心を落ち着かせることができるアクティビティです。忙しい毎日やスマホ画面から離れ、魚がかかるまでの静かな時間を味わえるのも魅力のひとつ。
この記事では、メルボルン・ビクトリア州で釣りを楽しむためのスポットや釣れる魚などの情報を分かりやすくまとめました。
釣りの前に知っておきたいルールと注意点
メルボルンやビクトリア州で釣りをする際は、事前にルールや安全面のポイントを知っておくことが大切です。ライセンスの取得や魚種ごとの規制、安全対策を理解しておくことで、安心して釣りを楽しめます。
- ビクトリア州では18歳以上は釣りライセンスが必要(海・川・湖すべて対象)。
- オンラインまたは釣具店で購入可能(Victorian Fisheries Authority (VFA) 公式サイト)。
- 1日券から3年券まであり、旅行者でも簡単に取得できます。
- 魚種ごとにサイズ・持ち帰り数の制限あり。
- 例:スナッパー(Snapper/鯛)は28cm以下は持ち帰り不可(必ずリリース)。最大で10匹まで持ち帰れますが、そのうち40cmを超えるサイズは3匹までに制限されています。
- 違反すると罰金対象になるため、事前にVFA公式サイトで確認を。
- ビクトリア州の水域内(陸・船上を含む)では、一部の魚はその場でさばくことは禁止されています。
- 水域から離れるまでは魚を丸ごとの状態または背骨付きの状態 (carcass form) で保持する必要があります。
- ボートランプにあるクリーニングテーブルであれば、その場でさばくことは可能です。
- 波止場・防波堤は滑りやすいため、滑り止め付き靴とライフジャケットが安心。
- 釣行前に天候・潮汐をチェックすることが重要です。
- メルボルンは天候が変わりやすいので、安全第一を常に心がけましょう。
メルボルン周辺の海釣りスポット
メルボルン近郊には、アクセスの良い桟橋から景色の美しい海岸まで、多彩な海釣りスポットがあります。釣りやすさ、狙える魚、周辺環境を参考に選んでみてください。

1. St Kilda Pier(セントキルダ桟橋)
市内中心部からトラムでアクセス可能。アジ、サバ、カマス、南方イカが狙えます。夕方〜夜が好機。
2. Brighton Pier & Breakwater(ブライトン桟橋・防波堤)
ビーチボックスで有名なブライトンビーチの横。スナッパー、フラットヘッド、南方イカが釣れます。早朝・夕方の潮の動く時間帯がおすすめ。
3. Mordialloc Pier(モーディアロック桟橋)
車で約40分。スナッパー、ガーニャード、ホワイティング、イカなど多彩。クリーク沿いではブリームも狙えます。
4. Patterson River(パターソン川)
MordiallocとFrankstonの間に位置。河口から海にかけてブリーム、フラットヘッド、ホワイティング、イカ、スナッパーなどが狙えます。
5. Frankston Pier(フランクストン桟橋)
モーニントン半島の玄関口に位置。スナッパー、フラットヘッド、ホワイティング、イカ、アジ、サーモンなどが釣れます。
6. Mornington Pier(モーニントン桟橋)
タイ、イカ、サワラ、ホワイティングが釣れる人気桟橋。観光と組み合わせやすい立地。
7. Phillip Island(フィリップ島)
Cowes Jetty、Rhyll、San Remoなどでキングジョージホワイティング、スナッパー、イカが狙えます。Cape Woolamai周辺はサーフ釣りにもおすすめ。
8. Geelong方面
Cunningham PierやRippleside Pierでスナッパー、ホワイティング、イカ。ボート釣りではガミーシャークや大型スナッパーも。
9. Lakes Entrance(レイクス・エントランス)
桟橋やビーチでブリーム、フラットヘッド、サーモン。沖釣りや汽水域釣りも楽しめます。
川・湖釣りスポット
川や湖ごとに釣れる魚や景観が異なります。静かな水辺でのんびりと釣るもよし、複数のポイントを回ってアクティブに楽しむもよし、スタイルに合わせて選べます。

10. Yarra River(ヤラ川)
市内〜郊外まで続く川。鯉、マレイコッド、レッドフィンが釣れます。
11. Albert Park Lake(アルバートパーク湖)
市内中心に位置し、ニジマス、ブラックバス、レッドフィンなどが狙えます。
12. Lilydale Lake(リリーデール湖)
メルボルン東部にある人気スポット。レッドフィンパーチ、ニジマス、鯉などが釣れ、公園やBBQ施設も充実。
13. Sugarloaf Reservoir(シュガーローフ貯水池)
自然豊かな湖でトラウトやレッドフィンが狙えます。BBQ施設もあり家族連れにもおすすめ。
14. Karkarook Lake(カーカルック湖)
ヒースァートンにある湖で、トラウトやレッドフィンなどが釣れます。公園として整備されており、ピクニックも楽しめます。
15. Casey Fields Lake(ケーシーフィールズ湖)
クランボーンにある湖。落ち着いた環境で釣りを楽しめます。
16. Caulfield Racecourse Lake(コーフィールド競馬場内湖)
都市部にありながら釣りができる珍しい湖。静かに釣りを楽しみたい人におすすめ。
季節ごとの釣りの楽しみ方
春はアジやイカ、ホワイティングがシーズンイン。夏はサワラやガーニャード、スナッパーが活発になります。秋にはタイやトラウト、フラットヘッド、冬はタラやサーモントラウト、オーストラリアンサーモンが狙い目です。季節の移り変わりとともに、釣れる魚も変化します。
魚は食べれるの?
釣った魚は、種類や釣り場によっては食べられますが、安全のため以下を確認しましょう。
- 水質の確認:都市部の川や工業地帯近くの水域は食用に適さない場合があります。
- 公式アドバイス:Victorian Fisheries AuthorityやEPAの摂取制限情報を確認。
- 魚種ごとの注意:鯉など外来種は食用に向かないことが多いですが、スナッパー、ホワイティング、フラットヘッドなどは新鮮なら美味しく食べられます。
- 適切な処理:釣ったらすぐに血抜きと冷却を行い、衛生的に持ち帰りましょう。
メルボルンは海も川も湖も豊富な釣りスポットが揃う恵まれた場所です。ルールを守り、安全に配慮しながら、自分のスタイルに合った釣りを楽しめば、観光や日常のレジャーがさらに充実します。初心者もベテランも、メルボルンの水辺で特別な時間を過ごしてみてください。
スクールホリデー前には魚の放流も

ビクトリア州では、スクールホリデーの直前に魚の放流(Fish Stocking)が行われることがよくあります。これは、子ども連れの家族が釣りを楽しみやすくするための配慮で、トラウト(ニジマスやブラウントラウト)などの人気種が、湖やダム、都市型フィッシングスポットに大量に放流されます。
特に注目の放流スポットには:
- Albert Park Lake(メルボルン市内)
- Casey Fields Lake(クランボーン付近)
- Karkarook Lake(サウスオークリー)
- Jells Park Lake(ウィーローベール)
- Kennington Reservoir(ベンディゴ)
- Lake Wendouree(バララット)
などがあり、これらは「Family Fishing Lakes(家族向け釣り場)」としてビクトリア州漁業局(VFA)が積極的に整備しています。
また、「Go Fishing Victoria」というプログラムの一環で、初心者や子ども向けのイベントが開催されることも。釣り具の貸し出しやワークショップが行われる場合もあり、気軽にチャレンジできます。最新の放流スケジュールはVFA公式サイトで確認できます。
家族での週末アクティビティや、スクールホリデーの自然体験にぴったりです!



