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オーストラリアの春(9月〜11月)にメルボルンで暮らしていると、必ず耳にするのが「マグパイシーズン」。英語では Swooping Season(スウーピングシーズン) と呼ばれ、カササギフエガラス(Magpie)が繁殖期に巣を守るため、近づいた人や自転車を威嚇・攻撃する時期のことです。

普段は美しいさえずりで人々に親しまれているマグパイですが、この時期だけは一変。猛スピードで頭すれすれを飛び、時には何度も追いかけてくることがあります。観光客はもちろん、地元の人にとっても春の大きな注意点のひとつです。

マグパイシーズン(Swooping Season)はいつ?

  • 期間:8月下旬〜10月
  • ピーク:9月〜10月初旬
  • 収束:11月頃、雛が巣立つと攻撃行動は落ち着く

研究によると、実際に人を襲うのは全体の約1割の雄だけですが、一度ターゲットになると非常にしつこく追いかけられるため油断できません。特に公園や自転車道、学校周辺は要注意スポットとして知られています。

私の体験談:忘れられないマグパイの襲撃

約8年前、家族でビクトリア州北部の RACV Cobram Resort(シェパートンの北)に滞在していたときのことです。

娘と一緒にフィッシュ&チップスを買って宿へ歩いて帰る途中、突然「ヒュッ」と風を切る音が背後から聞こえました。振り返ると一羽のマグパイが猛スピードで突進してきて、私たちの頭すれすれをかすめていきました。

驚いて走り出しましたが、2度目、3度目と何度も襲ってきます。必死で娘を守りながら200〜300メートルほど逃げ続け、ようやく攻撃が止まりました。

その瞬間の恐怖と緊張感は今も鮮明に覚えていて、春になると必ず「Swooping Season」に注意するようになりました。

マグパイから身を守る方法

メルボルンや近郊では、スウーピングが多発するエリアに注意看板が設置されます。以下のポイントを守ればリスクを大幅に減らせます。

  • 危険エリアを避ける
    カウンシル(自治体)のWebサイトや「Magpie Alert」などのアプリで最新の目撃情報を確認しましょう。
  • 帽子やサングラスで顔を守る
    マグパイは頭や目を狙うことが多いため有効です。
  • 自転車利用者は工夫を
    ヘルメットにケーブルタイや小さな旗をつけると抑止効果があると言われています。
  • 走らず冷静に通り抜ける
    怖くても走ると逆に執拗に追ってくることがあるため、落ち着いて歩きましょう。
  • 餌を与えない
    餌付けするとマグパイがさらに人間を警戒し、攻撃的になる場合があります。

ニュースでも取り上げられるSwooping Season

マグパイのスウーピングは毎年メルボルンのニュースでも大きく報じられます。こちらは 7NEWS Melbourne の映像で、実際にどのように襲われるのかがわかります。

マグパイシーズンを知って安全に過ごそう

マグパイは普段は賢く、可愛らしい鳥としてオーストラリアの自然を象徴する存在です。ですが、春の マグパイシーズン(Swooping Season) だけは別。巣を守るために予想以上に激しい行動をとることがあります。

私がCobramで体験したように、一度狙われると本当に必死で逃げなければなりません。ですが、事前にシーズンや対策を知っておけば安全に過ごすことができます。

メルボルンの春に外出する際は、帽子やサングラスを着用し、危険エリアを避けて安全に楽しみましょう。