ホーム > メルボルンの治安情報と危険エリアガイド

メルボルンは「世界で最も住みやすい都市」として度々ランキングされるほど、生活環境が整った街です。しかし、日本に比べれば犯罪の発生率は高めであり、旅行者や留学生は注意が必要な場面もあります。観光地としては安心して楽しめる一方で、スリや置き引き、車上荒らしなどは日常的に発生しているのが現実です。この記事では、最新の犯罪データをもとに、危険エリアや安全対策をわかりやすく紹介します。

日本との違い

メルボルンはオーストラリアの中でも住みやすい都市として知られていますが、日本と同じ感覚で「治安が良い」と考えるのは危険です。特に観光客や留学生はスリや置き引きの被害に遭いやすく、公共の場では注意が必要です。日本ではあまり見かけない「車上荒らし」や「バッグのひったくり」も報告されています。夜遅くに一人で電車に乗って帰宅するのは避け、なるべく安全な移動手段を選びましょう。

犯罪率や警察発表データ

ビクトリア州犯罪統計局(Crime Statistics Agency)の最新データによると、2024年の犯罪件数は前年比20%以上増加し、年間39万件から47万件を超えました。特に窃盗関連が増えており、小売店での万引き、車上荒らし、自動車盗難が大きな割合を占めています。自動車盗難は過去22年間で最も高い水準に達し、メディアでも深刻な課題として取り上げられています。

一方、殺人などの重大犯罪が急増しているわけではありませんが、夜の繁華街や人通りの少ない場所では暴力事件に巻き込まれる可能性もあります。世界的に見れば比較的安全な都市ですが、油断せずに過ごすことが大切です。

メルボルンの治安が悪い地域

他の日本語サイトで紹介されているエリアは間違いではありませんが、紹介されていない地域が多数ありました。ここでは出来るだけローカルの人だったらみんな知っている、そんな情報を紹介したいと思います。

ここ数年の盗難率・犯罪率で言えば以下の地域が治安の悪い街と言えるでしょう。

街付近のエリア

メルボルンCBDメルボルンCBDは昼間は比較的安全ですが、夜は酔っ払いによるトラブルやスリが増える傾向があります。特に金・土曜の深夜は、King Street周辺のクラブエリアで暴力事件も多発しているので注意が必要です。
コリンウッド (Collingwood)メルボルンCBD近くの人気エリアですが、治安面では注意が必要です。薬物依存者やホームレスが多く、車上荒らしや窃盗も頻発しています。昼間はカフェが多く賑やかですが、夜は裏道に入らないよう気をつけましょう
フィッツロイ (Fitzroy)おしゃれなカフェやショップが多い人気エリアですが、治安には注意が必要です。ナイトクラブやバーも多く、夜になると酔っ払い同士のトラブルや薬物絡みの事件が発生することもあります。夜遅くの一人歩きは避けましょう。
セイントキルダ (St Kilda)ビーチやレストランが人気の観光エリアですが、夜は治安が悪化することがあります。特に深夜は酔っ払いによるトラブルや薬物絡みの事件、ストリートファイトが発生することも。昼間は安全ですが、夜は注意が必要です。
フットスクレイ (Footscray)多文化が共存する活気ある街ですが、治安面では注意が必要なエリアです。ホームレスや薬物依存者が多く、車上荒らしや盗難、突然怒鳴られるトラブルも報告されています。昼間はマーケットなどで賑わいますが、夜は注意しましょう。

メルボルン北・北西のエリア

ブロードメドース (Broadmeadows)メルボルン北部にある地域で、犯罪率が高いことで知られています。暴力事件や窃盗、車上荒らしが多く、地元の人でも夜間の外出を避けることが一般的です。住宅価格が安い反面、治安面では注意が必要なエリアです。
サンシャイン (Sunshine)メルボルン北西部にあるエリアで、犯罪率が高い地域として知られています。窃盗や暴力事件がよく報告されています。物価が安い一方で治安面では不安があり、特に夜間は一人歩きを避けるのが安全です。
セイントアルバンス (St. Albans)多文化コミュニティが特徴のエリアですが、治安面では注意が必要です。暴力事件や窃盗、ギャング関連のトラブルも報告されており、地元の人でも夜間は警戒しています。物価が安く住みやすい反面、安全対策は欠かせません。
クレイギーバーン (Craigieburn) 安い物件が多いので、犯罪者が集まりやすいエリアだそうです。
キャンベルフィールド (Campbellfield) ここは工業エリアが多く、犯罪発生率が高いエリアです。


メルボルン西のエリア

ウィリアムスランディング (Williams Landing)近年開発が進む新興住宅地ですが、治安面では一部で車上荒らしや窃盗が報告されています。ショッピングセンター周辺や駅の駐車場での犯罪が多いのが特徴です。全体的には比較的安全なエリアですが、油断せず注意が必要です。

メルボルン南東のエリア

クランバーン (Cranbourne)メルボルンの南東に位置するエリア。ここは犯罪率が高いエリアと言われています。
クライド (Clyde)クランバーンと同じく南東に位置するサバーブ。
ダンデノング (Dandenong)ダンデノングは 「メルボルン第2のシティ」として発展してきましたが、街から離れていて物価が安いため、多くの人々が移民し、治安が悪くなりました。 リサーチによると2004/5から2017/18までに暴力事件が82%、薬物犯罪が80%上昇したそうです。

メルボルンで気をつけたいポイント

どんなに治安が良いと言われるメルボルンでも、ちょっとした油断がトラブルのもとになります。安心して滞在するために、以下のポイントを意識しましょう。

Melbourne Night

1. 暗くなってからの一人歩きはできるだけ避ける

夜になると人通りが少なくなる場所もあります。とくに女性の場合は、夜の一人歩きは避けるのがベターです。どうしても外出する場合は、Uberや配車アプリを使うと安心です。

2. なるべく明るいメイン通りを歩く

住宅街や裏道は、夜になると真っ暗になることもあります。移動する時は、車が多いメインロードを選ぶのが安全策です。

3. 歩きスマホや大音量のイヤホンはNG

スマホを見ながら歩いていると、スリやひったくりのターゲットになりやすいです。また、イヤホンで大音量の音楽を聴いていると周囲の危険に気づけません。歩くときは「周りを見る・聞く」を意識しましょう。

4. 信頼できる友人・パートナーと一緒に行動する

夜の外出やイベント参加は、できるだけ友人やパートナーと一緒に行動するのが安全です。
一人行動よりも犯罪被害に遭いにくくなります。

5. 知らない人をむやみに信用しない

「フレンドリーな国民性」と言われるオーストラリアですが、知らない人に安易についていくのは危険です。特に、路上で話しかけてくる人や、過度に親切な人には注意しましょう。

6. 留守中は信頼できる人に家を見てもらう

長期で家を空ける時は、隣人や友達に一声かけておくと安心です。
郵便物がたまると空き巣の標的になることもあります。

7. ホームレスや路上で話しかけてくる人には「I’m sorry」で対応

メルボルンにはホームレスの方や、路上で寄付を求める人が多くいます。怖がる必要はありませんが、無理に会話を続けず「I’m sorry」と言って立ち去るのが無難です。

もし犯罪被害やトラブルにあったら – 緊急時連絡先

どれだけ気をつけていても、盗難やトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。そんな時は慌てずに、以下の緊急時連絡先に連絡しましょう。万が一に備えて緊急時の連絡先はしっかりメモしておきましょう。

メルボルンの緊急通報番号(警察・救急・消防)

オーストラリアでは、000(トリプルゼロ)が日本の110番や119番にあたります。

  • 000(トリプルゼロ)
    電話:000
    警察・救急・消防、すべてこの番号でOKです。
    英語で「Police please」「Ambulance please」と伝えるとスムーズに繋がります。

英語が不安な場合は?通訳サービスの利用も可能

オーストラリア政府が提供している通訳サービス「TIS National」を使えば、電話で日本語通訳を付けることができます。

  • TIS National(通訳サービス)
    電話:131 450
    「Japanese interpreter please」と伝えてください。

在メルボルン日本国総領事館の連絡先

パスポート紛失や犯罪被害、病気や事故の時は、在メルボルン日本国総領事館にも相談しましょう。

総領事館の基本情報

公式サイト
在メルボルン日本国総領事館 公式サイト

住所
Level 25, 570 Bourke Street, Melbourne VIC 3000

電話番号(代表)
(03) 9679 4510
(日本からかける場合:+61-3-9679-4510)

緊急時の連絡先(夜間・休日用)
(03) 9679 4524
(日本からかける場合:+61-3-9679-4524)

受付時間
月-金 9:00-12:30 / 13:30-17:00
※オーストラリアの祝日は休館です。