メルボルン近郊の蒸気機関車体験
パッフィンビリー鉄道は、メルボルンの中心部から東に約50km、ベルグレイブ(Belgrave)を起点とする保存鉄道で、20世紀初頭の開拓時代に作られた本物の蒸気機関車が、今も観光列車として現役で走っています。緑あふれるダンデノン丘陵の自然の中を走るその姿は、まるで絵本の世界。子どもから大人まで、誰もがワクワクする特別な体験です。
蒸気機関車の魅力と歴史
1900年に開業したパッフィンビリー鉄道は、もともと農産物や木材を運ぶために作られた支線鉄道でした。時代の流れとともに一度は廃止されましたが、地域のボランティアによって修復・保存され、現在では観光列車として毎日多くの人を乗せています。
車両は当時の木製客車を復元・整備したもので、窓がなく開放的な造り。足を窓から出して座るという独特のスタイルも健在で、まさに”走るアトラクション”のような楽しさがあります。
「Puffing Billy(パッフィンビリー)」という名前の由来は、“煙をもくもく吹き出すやかん”のように、蒸気を上げて走る機関車の愛称として親しまれています。

運行区間と見どころ
列車はベルグレイブ駅からジェムブルック(Gembrook)駅までの約25kmを約1時間半かけて走ります。沿線にはシーニックな森や丘陵、野生の鳥や動物が見られることも。
トレッスル橋(Trestle Bridge):全長91.4m、高さ12.8mの木製の橋。ここを渡るときはシャッターチャンス。多くの人がこの橋を背景に写真を撮っています。
メンジーズ・クリーク(Menzies Creek)駅:中間駅で、小さな鉄道博物館やビンテージ車両の展示も。
イベントと特別列車
年間を通して様々なイベントが開催されています。
- ランチ・ディナートレイン:景色を眺めながらコース料理が楽しめる大人向け列車。
- トーマス・トレイン:子どもに大人気の『きかんしゃトーマス』が登場するイベント。
- クリスマス・トレイン:ホリデーシーズン限定で、サンタと一緒に楽しむ特別運行。
季節によって運行時間やイベント内容が変わるので、訪問前には公式サイトでの確認がおすすめです。
注意点とアドバイス
- 夏季は山火事警戒日(Total Fire Ban)により運休する場合があります。
- 足を出す乗り方には年齢制限があり、安全のため4歳未満は対象外です。
- 車内は風通しが良く快適ですが、寒い時期は防寒対策を。
写真提供:Puffing Billy公式サイト
パッフィンビリー鉄道 (Puffing Billy Railway)
| 住所: | 1 Old Monbulk Road Belgrave VIC 3160 |
| 電話番号: | (03) 9757 0700 |
| サイト: | puffingbillyrailway.org.au (英語サイト) |